ワイン初心者の方は、酸味が強い、渋みが苦手、高価というイメージが強く、なかなか購入にまで進めないという方が多いのではないでしょうか。
甘口ワインはフルーティーな香りやハチミツや果実感、アルコール度数も低くまろやかな口当たりが特徴のため、初めてワインを飲む方でも気軽に楽しめます。
また、価格も手ごろな甘口ワインも多いため、友人との集まりなどでも気軽に楽しめることも、おすすめのポイントです。
この記事では、甘口ワインがより美味しくなる飲み方や選ぶ際のポイントから、初心者におすすめの甘口ワイン7選などを紹介します。
ご自身に合う甘口のワインを見つけて、ワインライフを充実しましょう。
甘口ワインの特徴と美味しくなる飲み方

甘口ワインの特徴とさらに美味しくなる飲み方を紹介します。
甘口ワインの特徴や美味しくなる飲み方を知ることで、さらにワインの楽しみ方が増えるので参考にしてください。
甘口ワインは苦味や渋味が少なくフルーティ
甘口ワインは、残糖分が高くアルコール度数が低いことが特徴で、桃や青りんごなどの果実感や、ハチミツやアプリコットなど芳醇な香りまで幅広く楽しめます。
製造過程で、アルコール発酵を途中で止めることで糖分を残すことにより、アルコール度数が低くなるため、苦みや渋みも少なく、果実感が楽しめるフルーティなワイン銘柄が多いです。
貴腐ワインやアイスワインなど、製造工程前の自然現象から造られる甘口のワインもあります。
甘口ワインは冷蔵庫でしっかり冷やす
甘口ワインは、冷蔵庫でしっかり冷やすことがおすすめの飲み方です。
しっかり冷やすことで、口当たりのキレが良くなり、味わいが引き締まる印象のため、より飲みやすくなります。
冷やす温度の目安は好みや銘柄にもよりますが、4〜8度、飲む前の3〜4時間程度がおすすめです。
甘口ワインはフルーツやブルーチーズと合わせる
甘口ワインは、フルーツやチーズと合わせることで、幅広い楽しみ方ができます。
桃や洋梨など芳醇な香りのフルーツや、マンゴーやパイナップルなどジューシーなフルーツがおすすめです。
ブルーチーズは貴腐ワインなど、極甘口ワインと合わせることでトーストしたバゲットにハチミツを付けたようなニュアンスが楽しめます。
美味しい甘口ワインを選ぶポイント

美味しい甘口ワインを選ぶポイントを紹介します。
お酒が弱い方は、アルコール度数のチェックは必ず必要となるため、参考にしてください。
ブドウ品種から選ぶ
甘口ワインのブドウ品種は多くありますが、特にセミヨン、リースリングがおすすめです。
セミヨンは世界三大貴腐ワインの産地の一つでもある、フランスのソーテルヌ地方で栽培されていることでも有名ですが、多くの地方で栽培されているブドウ品種です。
リースリングの産地はドイツやフランスのアルザス地方が有名で、洗練された酸味や、桃やハチミツなどの果実感を感じることが出来ます。ドイツでは貴腐ワインの代表的な品種としても栽培されています。
アルコール度数をチェックする
一般的なワインは12〜15%程度ですが、甘口ワインには5〜10%程度の商品もあるため、初心者の方にもおすすめです。
アイスワインは7〜15%と低めですが、貴腐ワインなどはソーテルヌ地方など法定基準もあるため、13%以上となる場合があります。
購入する前にアルコール度数を確認してから、購入するようにしましょう。
スパークリングワインもおすすめ
甘口のスパークリングワインは、アルコール度数が低めのものが多く、比較的安価で手に入れることができるため、おすすめです。
白のスパークリングワインは桃や洋梨、マスカットなどの華やかなアロマが楽しめます。赤のスパークリングワインはイチゴやフレッシュなベリー系の味わいが特徴です。
甘口のスパークリングは魚介類やスパイシーな料理から、生ハムメロンなどフルーツ系まで幅広く楽しむことが出来ます。
甘口で飲みやすい初心者向けワイン7選
| 銘柄 | 特徴 | 価格 | 生産国 | アルコール度数 |
| マドンナ リープフラウミルヒ | 中甘口の白ワイン | 1,000〜2,000円 | ドイツ | 9〜10% |
| ツェラー シュヴァルツェ カッツ QbA | やや甘口の白ワイン | 1,000〜2,000円 | ドイツ | 8.5〜9.5% |
| ピースポーター・ミヒェルスベルク | やや甘口の白ワイン | 1,000〜2,000円 | ドイツ | 8.5〜9.5% |
| 余市ワイン ナイアガラ | 甘口の白ワイン | 1,700円前後 | 日本 | 12% |
| サンテロ ヴィッラ・ヨランダ モスカート・ダスティ | 微発泡の甘口ワイン | 1,500円〜2,000円 | イタリア | 5.5% |
| ランブルスコ ロッソ NV カーサ ロナルディ | 微発泡の赤ワイン | 1,200円〜1,300円 | イタリア | 7〜8% |
| アクツェンテ ドルンフェルダー モーゼルランド | やや甘口の赤ワイン | 1,200〜1,600円 | ドイツ | 9.5% |
上記の甘口ワインについて、詳しく解説していきますので、気になるワインを試してみましょう。
1.マドンナ リープフラウミルヒ
マドンナリープフラウミルヒ(Madonna Liebfraumilch)は、完熟した桃やリンゴの香りが特徴で、酸味とのバランスがほどよい、日本でも有名な中甘口の白ワインです。
リープフラウミルヒは「聖母の乳」ともいわれ、ドイツのラインヘッセン地方のヴォルムスにある、聖母教会周辺のブドウ畑で造られたワインが美味しかったことに由来します。
アルコール度数は9%と比較的低めのため、初心者の方や女性でも楽しめる白ワインです。
2.ツェラー シュヴァルツェ カッツ QbA
ツェラーシュヴァルツカッツQbA(Zeller Schwarze Katz QbA)は、ドイツのモーゼル地方「ツェル村」で造られる、黒猫のラベルが特徴のやや甘口のワインです。
桃やアプリコット、アカシアの花の香りが特徴で、フルーティな果実味と生き生きとした酸味の調和が楽しめます。
初心者の方にはもちろん、黒猫のラベルが可愛らしく親しみやすいことから、ギフトでも選ばれることが多い白ワインです。
3.ピースポーター・ミヒェルスベルク
ピースポーター・ミヒィルスベルク(Piesporter Michelsberg)は、ドイツのモーゼル地方「ピースポート村」で造られる、やや甘口の白ワインです。
青リンゴや洋梨、ほのかに花の香りやミネラル感も感じられるため、清涼感も味わえます。
ブドウ品種は主にリースリングとミュラー・トゥルガウのブレンドが多く、食前酒や軽めの食事に合わせやすい白ワインです。
4.余市ワイン ナイアガラ
余市ワインナイアガラは、北海道の余市町で造られる甘口の白ワインで、アメリカ原産の「ナイアガラ」を使用しており、日本では生食用でも親しまれているブドウ品種です。
グラスに注いだ瞬間、マスカットや桃、ライチなど芳醇な香りが広がることが特徴で、マスカットを食べているようなジューシーな味わいを感じることができます。
甘さがしつこくなく、適度な酸味も楽しめますが、6〜8度程度のしっかり冷やした状態で味わうのがおすすめです。
5.サンテロ ヴィッラ・ヨランダ モスカート・ダスティ
サンテロヴィッラ・ヨランダモスカート・ダスティ(Villa Jolanda Moscato d’Asti)は、イタリアのピエモンテ州アスティ地区で造られる、DOCG認定の甘口で微発泡の白ワインです。
マスカットやオレンジの花が感じられる華やかな香りや、果実由来の自然な甘み、細かい泡立ちが口のなかで爽快感が感じられます。
アルコール度数が5.5%と他の甘口ワインに比べても低く、微発泡のため強い炭酸ではないため、初心者の方でも気軽に楽しめる白ワインです。
6.ランブルスコ ロッソ NV カーサ ロナルディ
ランブルスコロッソNVカーサロナルディ(Lambrusco Rosso NV Casa Ronaldi)は、イタリアのエミリア・ロマーニャ州産の甘口の微発泡赤ワインです。
カシスやイチゴのような香りと、イチゴの果実感が感じられるジューシーな味わいが特徴で、タンニンが穏やかなため、渋みのある赤ワインが苦手な方でも楽しめます。
冷蔵庫でしっかり冷やして飲むと、爽快感がより一層味わえるため、5〜8度がおすすめです。
7.アクツェンテ ドルンフェルダー モーゼル
アクツェンテドルンフェルダーモーゼルランド(Akzente Dornfelder Moselland)は、ドイツのモーゼル産のやや甘口の赤ワインです。
濃いルビー色でカシスやブラックベリーなど完熟したベリー系の香りが特徴で、タンニンが穏やかなため、赤ワイン初心者でも楽しめます。
ローストビーフなど肉料理と合わせることで、より果実味やコクを感じることができます。
甘口ワインに合うおすすめのおつまみ

甘口のワインに合うおすすめのおつまみを紹介します。
甘口ワインには塩味のある食べ物やフルーツなどがよく合うので、ぜひ試してみてください。
フルーツ
甘口ワインには桃や洋梨、リンゴなどのフルーツと相性が良いのでおすすめです。
特におすすめのフルーツは桃で、みずみずしい甘みと柔らかい香りが甘口ワインを引き立て、より爽やかな印象が魅力といえます。
いちごやさくらんぼはランブルスコロッソなど甘口の赤ワインとの相性が良く、好みのフルーツをカットしてサングリアにするのもおすすめの飲み方です。
チーズや生ハム
甘口ワインには、チーズや生ハムなど塩味のある食べ物と合わせることで、甘口ワインの味わいの変化を楽しめます。
やや甘口の白ワインは、フルムダンベールのような、青カビ特有の刺激が少なく香りも程よいブルーチーズや、カマンベールやブリーなど、マイルドな白カビチーズがおすすめです。
甘口の赤ワインには、生ハムとモッツァレラチーズなど、フレッシュなチーズを合わせるのもいいでしょう。
ナッツ類
甘口ワインには、塩味や香ばしさのあるカシューナッツやアーモンド、くるみなどとの相性がよく、おすすめのおつまみです。
塩味や香ばしさがフルーティな甘口ワインを引き立て、味わいにアクセントを加えてくれます。手軽に楽しめるのもおすすめのポイントです。
無塩タイプのナッツ類もありますが、甘口ワインと合わせる場合は軽く塩味がついているもので試してみましょう。
甘口ワインについてよくある質問

甘口ワインについて、よくある質問を紹介します。
それぞれ質問に回答していますので、参考にしてください。
甘口ワインは太りやすい?
甘口ワインは通常のワインに比べて、残糖分が多い傾向がありますが、体質が気になる方は飲みすぎないように適度な量を心がけることが大切です。
加糖や補糖など、ワインの品質を保つために一部認められている地域もありますが、高品質の甘口ワインでは禁止されている地域もあります。
ブドウ本来の甘みを味わえることが甘口ワインの魅力ですので、おつまみなど食べすぎないように注意が必要です。
甘口ワインは悪酔いしやすい?
甘口ワインに限らず、通常のワインでも飲みすぎると悪酔いすることもあります。
また、体調が悪いときやウィスキーや日本酒など、他のお酒を飲んだ後に、甘口ワインを飲むのも注意が必要です。
体調管理を整えたうえで、お水なども一緒に甘口ワインや食材についても、適量を楽しむのがおすすめです。
コンビニでも買える甘口ワインはある?
コンビニでも買える甘口ワインは、大手のコンビニなどで購入できますが、辛口が主体のため、地域や店舗によっては取り扱っていないところもあります。
フルボトルではなく、缶やサングリアなどで販売している店舗もあるため、ラベルで甘口かどうかを確認するようにしましょう。
友人での集まりなどで甘口ワインを楽しみたい場合は、ネット購入のほうが種類も情報も多いのでおすすめです。
まとめ
甘口ワインは苦みが少なく、酸味も穏やかで、ワイン初心者の方でも低価格で楽しめるワインが多くあります。
貴腐ワインやアイスワインなど高品質で高価で極甘口のワインもありますが、最初は今回紹介したようなやや甘口のワインから試してみましょう。
チーズや生ハム、フルーツなどとも合わせることで、さらに甘口ワインの魅力が高まります。
まずは気になる甘口のワインから始めて、お好みのワインを見つけましょう。


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